やねのすずめ / 趣味の電気工作 /

LEDチカ・チカ実験

〜100円ショップは部品の山・第2回〜
今回の材料も、105円の時計です。
(2005年 5月)

訂正 本文

☆ 訂正 (06/12/04)

 本文中で「圧電ブザ」とあるのは、「ブザ」の誤りでした。
(直流抵抗は約12Ωで、マグネチック形?)



☆ しくみ

 時計の内部では、モーターを回すため、
1秒ごとにコイルにパルスを送っています。
コイルの両端電圧を測ると、毎回極性が入れ替わっていました。
つまり、2秒周期で元に戻ります。

 電圧は電源電圧(1.5V)に近いはずですし、
電流も、数mA流れるらしい。
ならばLEDも光るのではないか、と実験してみました。

 たしかに点滅します。でも実に暗い (^_^;


☆ 回路図
………………………+
         :
        
   プ   → ○――――●―――――――+
              |       |
   リ   コ :    |       |
       イ :   ―――  ↑  ===  ↑
   ン   ル :   \ /  N   / \  N
       端 :   === !   ――― !
   ト   子 :    |       |
              |       |
   基   → ○――――●―――――――+
        
   板     :
         :
         :
………………………+

 コイルを取り除いて、LEDを2本逆並列につなぎます。


☆ 部品について

めざまし時計(クオーツ)  メーカーと型によって、少しずつ違います。
              今回めざましは不要ですが、
              圧電ブザーの分だけおトクです。(^-^;)
              ほかの工作に利用しましょう。

LED(=発光ダイオード) 低電圧・小電流で光るもの。
        2個    青色・白色は点灯しないかもしれません。

ビニル線など  少々


☆ 製作

 時計を分解します。 方法は、水位報知器 を参考にしてください。
 針・ツマミ・歯車・コイル台・コイル・圧電ブザー等を取り除きます。
コイルはハンダゴテで基板からはずします。
 コイルにつながっていた端子に、ビニル線をハンダづけします。
基板のパターンがはがれやすいので、LEDを直接つけないほうが無難です。
ハンダゴテを長時間あてないように、1端子から1本の線で配線しましょう。
 LEDを適当な所に取り付けて、ビニル線で配線します。
この「適当な所」が悩ましい(デザインが…)。
とりあえずLEDのリード線が通る穴を開ければ何とかなります。


☆ 明るくする実験

その前に、

 △!△ 安全上の警告 △!△

★ 過熱・発火のおそれがあるので、
 まわりに燃えやすい物を置かない、通電中は目を離さないなど、
 じゅうぶん注意して実験してください。
★ 実験は自己責任で行ってください。
 万一、事故が発生しても当方は責任を負いません。

 IC・LEDの規格外(?)の電圧がかかるため、
故障してショートする可能性があります。


☆ 交換する部品

電池     単4     1個
ボタン電池  LR‐44  1個
        これらも100円ショップにありました。安くて便利♪

LED     電圧・電流が増えますので、
        もう少し明るいものに交換します。
        実験ではTLUY163(高輝度・黄色、東芝)を
        使いました。(ありあわせ)


☆ 実験の説明

 もうおわかりかもしれませんが、単3電池の代わりに、
単4電池とLR‐44を直列に入れます。
ボタン電池は平らなほうが(+)なので注意。
凸な面を向き合わせます。これで3Vになるわけです
(応用のききそうな裏ワザだ…)。

 ふつうは保護用の制限抵抗をLEDに直列に入れますが、
ICと電池での電圧降下を見込んで、思い切って省略しました。


☆ 実験して

 なかなか明るいですね。夜間の目印になりそうです。
電池も数日以上もっています。でも、何に使おうかなー??

 かなりインチキ(なので地下・地下実験)ですが、
時計の変身ぶりに満足。(^v^)
点滅回路入りLEDの代わりにならないかなぁ?
 めざまし時計の部品は、他にも使えそうです。考えてみたいと思います。


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