wresize 3x

wresize(3x)                                                 wresize(3x)




名前

       wresize - curses ウインドウのサイズ変更


書式

       #include <curses.h>

       int wresize(WINDOW *win, int lines, int columns);


説明

        これは curses ライブラリに対する拡張です。
        ncurses のウインドウの記憶領域を割り当て直して、
       寸法を指定の値に調整します。
        どちらかの寸法が現在の値より大きいときは、ウインドウの
       データは ( wbkgdset で設定された) 現在の背景表示様式を持つ
       空白で埋められます。


戻り値

        この関数は失敗のとき整数 ERR を、成功のとき OK を返します。
        寸法がゼロかそれ未満のとき、またはウインドウのために
       メモリを(再)割り当てする間にエラーが発生したときに失敗します。


注意

        寸法に関する制約は、それらがゼロより大きいことのみです。
        resizeterm のロジックを単純化するため、ウインドウの寸法は 
       curses の画面の寸法と比較されません。
        呼び出し側で、ウインドウの寸法が実際の画面の寸法に
       収まることを保証しなくてはなりません。


移植性

        SVr4 curses ではウインドウのサイズ変更はできません。

        この ncurses 拡張機能は 1995年の中頃に導入されました。
        NetBSD curses (2001年) と PDCurses (2003年) にも
       採用されました。


関連項目

       resizeterm(3x).


作者

        Thomas Dickey (1988年に BSD curses 用に書かれた
       同等の関数から)



                                                            wresize(3x)