curs_deleteln 3x

curs_deleteln(3x)                                     curs_deleteln(3x)

名前

       deleteln,  wdeleteln,  insdelln, winsdelln, insertln, win-
       sertln 
       - curses ウインドウの行を削除する/挿入する

書式

       #include <curses.h>

       int deleteln(void);
       int wdeleteln(WINDOW *win);
       int insdelln(int n);
       int winsdelln(WINDOW *win, int n);
       int insertln(void);
       int winsertln(WINDOW *win);

説明

       　deleteln と wdeleteln ルーチンは
       ウインドウのカーソル位置にある行を削除します。
       現在行より下にあるすべての行は 1 行上へ移動します。
       　ウインドウの最下行はクリアされます。
       　カーソルの位置は変化しません。

       　insdelln と winsdelln ルーチンは、正の n に対しては、
       指定のウインドウの現在行の上に n 行を挿入します。
       　最下部 n 行は失われます。
       　負の n に対しては、(カーソルのある行から始めて) n 行を
       削除し、残った行を上方へ移動します。(訳注: -n 行と思われます)
       　最下部 n 行はクリアされます。(訳注: -n 行と思われます) 
       　カーソルの位置は変化しません。

       　insertln と winsertln ルーチンは、現在行の上に空白行を
       挿入します。最下行は失われます。

戻り値

       　すべてのルーチンは失敗のとき整数 ERR を、正常終了のとき OK 
       (SVr4 は「ERR 以外の整数値」としか指定していません) を
       返します。

       　X/Open はエラーの条件を何も定義していません。
       　この実装では、ウインドウ引数がヌルのとき、エラーを返します。

移植性

       　XSI Curses standard, Issue 4 はこれらの関数を記載しており、
       失敗のとき ERR を返すと明記していますが、エラーの条件を何も
       指定していません。

注意

       　winsdelln 以外のすべてのルーチンはマクロであるかもしれない
       ことに注意してください。

       　これらのルーチンは端末ハードウェアの行削除または行挿入機能を
       必要としません。
       　実際、現在ウインドウで idlok(..., TRUE) が設定されないかぎり
       これらはハードウェアの行削除/行挿入機能を使いません。
       (訳注: idlok … curs_outopts(3x) 参照)

curs_deleteln 3x

名前

書式

説明

戻り値

移植性

注意

関連項目